ようちえん
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6月メッセージ
園庭の野菜が青々と茂り、木の実が実り、外遊びが楽しい時期になりました。ちょうちょ、てんとう虫、ダンゴ虫などの生き物、花びらを使った色水、畑のいろいろなお野菜、子どもにとっては、とても心を動かされるものです。季節の移り変わりの中で、子どもたちは様々な自然を見つけ、また先生やお友だちとの関りに目を向け始めています。
さて、私事になりますが、最近3歳になった孫娘は、「〇〇〇できる!」(〇〇〇には彼女の名前が入ります)が口癖です。母親の手を振りほどいて、自分でやってみようとする姿に逞しさを感じます。やってみたいと思うこと、そして実際にやってみて“経験から学ぶこと”によって子どもは成長していきます。親は子どもの姿を見ては心配になり、様々なアドバイスをすることと思います。ともすれば、失敗しないようにするにはどうしたらよいかを教えてあげたくなります。それが必要な場合もありますが、失敗から学ぶことも沢山あります。“転ばぬ先の杖”も大切ですが、“転んで立ち上がる経験”も大切です。転んだ時にどう立ち上がるかを一緒に考え、前に一歩進めるようにアドバイスをしてあげられる存在でありたいですね。孫娘に手を振りほどかれてため息をついている娘を見ながら、「あなたの時もそうだったのよ!頑張れ!」と心の中でエールを送っています。
もうすぐ入梅、じっくり、ゆっくりと遊びを深めながら、子どもたち一人ひとりとの関わりを大切に過ごしたいと思っています。 (園長 済田 真美)