２０２２年が始まりました。皆さんはどのように新年をお迎えになったでしょうか？

以前は名古屋に親戚を迎え、賑やかに過ごしていましたが、両親が高齢になって来た為、年末に車で実家に向かいました。夫たちの優しい気遣いもあり、大晦日の夜から元日の朝まで両親と妹と一緒に４人で過ごすことが出来ました。元日の朝、初日がベランダから差し込むのを眺めつつ、コーヒーを飲みながら４人で思い出話に花を咲かせました。旅行に行った事、私が何事にものんびりしていた事、妹がよく怪我をした事、よく叱られた事、祖父母の事など、いつの間にか子どもの頃にタイムスリップしたかのような時間でした。私の出発点は此処だったんだと改めて思う事ができました。

子どもは、親の元で子ども時代を過ごしながら、そのぬくもりを心の中に蓄積して育っていきます。親となってからも日々の忙しさに紛れ、その喜びをじっくり噛みしめる間もなく過ぎていった子育ての頃を私も今になって懐かしく思い出します。生活の基本は家庭にあります。子育ては大変ですが、親も沢山の幸せを与えてもらっているのだと思います。

子どもたちの過ごす家庭が、これからも温かく愛に満ちた場所でありますように…　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そして幼稚園が、子どもたちがのびのびと育ち合える場所である事ができますように…と祈りつつ、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今年も皆さんと共に歩みたいと思います。よろしくお願いいたします。（園長　済田真美）