ようちえん
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1月メッセージ

2020年 新しい年が始まりました。東京オリンピックに向けて希望に満ちた報道が行き交っています。楽しみではありますが、そのことばかりに目を奪われずに、世界で起こっている悲しい出来事や災害によって、悲しみの中、苦しみの中にいる人がいることを心にとめ、平和を祈りつつこの1年を歩みたいと思います。

冬休みの間、各家庭でクリスマスやお正月を過ごし、いよいよ三学期が始まります。楽しかった出来事を友達や先生に伝えようとあちこちでおしゃべりが止まらなくなるのがこの時期です。人に伝えようとしない子もいますが、どの子の中にも家族との豊かな時間を通して満たされた思いがあることを感じます。こうして始まる三学期の生活、子どもたち心の中には自発的に何かをしてみたい、年長児になると挑戦してみたいという思いが育ってきています。寒い時期ではありますが、園庭で鬼ごっこや縄跳びをしたり、陽だまりで砂遊びや冬眠中の虫探しをしたり、お部屋で絵本やパズルに夢中になったり、こままわし(年長さんは紐ゴマも)に挑戦したり・・・ひとつの事にじっくりと時間をかけられるこの時期だからこそ、“遊びこむ”事を大切にしたいと思います。その中で、うまくいかないけれども何度もやってみようとしたり、友だちと助け合い、教え合い、励まし合って、できたときの喜びを共に感じたりしながら、心が育っていくことが出来ればと願っています。人よりできる事でだけではなく、人ができるようになる事を喜べる人でありたいものですね。

今年度の幼稚園生活もあと2か月半となりました。あっという間に日は過ぎてゆきますが、この間に4月から共に育ってきた友達との関係を軸に繋がりが広がり、深まっていきます。それぞれの子どもたちの次の学年へ巣立つ準備の時期を保護者の皆さまと共に支えながら過ごしていきましょう。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

(園長 済田 真美)

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