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ようちえん
ニュース
12月メッセージ
園庭の木の葉も色付き始め、日が暮れるのも早くなり、少しずつ冬の足音が近づいて来ました。「せんせい、おはよう」と朝登園してくる子どもの手に何かが握られていることがよくあります。その手のひらを開けて見せてくれる時の子どもの様子を本当に愛おしく思います。手のひらにはお家から、又は幼稚園に来る道すがら拾ったどんぐりや小石、木の実が、大切そうに握られています。見つけたすてきな物を誰かに見せてあげたい、という思いに溢れている時の子どもの目はキラキラと輝いています。毎日の小さな出来事の中から、そして感謝祭の日々の中でも“分かち合い”の喜びを子ども達は感じて大きくなって来ました。“分かち合い”にはただ物を分け合うのではなく、その気持ちも一緒に分かつ意味も含んでいます。今週から幼稚園では、クリスマスを待つアドベント(待降節)に入りました。神さまから贈られたイエスさまの誕生の喜びを“分かち合う”ための準備の日々が始まっています。聖劇の取り組みもお家の方へのカードのプレゼントづくりもそのひとつです。心を動かし、歌声や体を使って、子ども達はクリスマスまでの日々を過ごします。この喜びの時をお家の方も共に歩んでいただきたいと思います。 (園長 済田 真美)