2月 メッセージ

立春の頃となりましたが、朝は息が白くなる寒さです。毎朝、登園して来ると、今日こそ凍っているか?と目をキラキラさせて、たらいを覗く姿はとても微笑ましく、寒さを嘆くのではなく楽しんでいる子どもたちに元気をもらっています。神さまに与えられた季節を感じながら、頬を真っ赤にして、園庭を走り回り、縄跳びや鬼ごっこをしている子どもたち、幼児期にしっかりも寒さを感じ、心も体も健康に育ってほしいと願いながら、見つめています。

さて、緑門の大きな木ですが、最近枯れた枝が時々落ちてくるようになってきました。時には太く大きな枝が、ドスンという大きな音をたてて、落ちてくることもあります。子どもに当たっては大変なことになると造園業者に相談しました。電線にかかる高さまでに育っている事もあり、災害を想定すると危険があるため、やむを得ず、木は切られる事になりました。今まで子どもたちを迎え続けた大きな木は、切り株に姿を変えました。創立当初から80年以上も雨や雪を防ぎ、真夏の太陽を遮り、門をくぐって登園する子どもたちを迎え続けて来たヒマラヤ杉に(実は、ドイツトウヒという木であったことが判明しました)、私たちの「ありがとう」の思いがきっと届いている事と思います。

保育室からは、生活発表会に向けて、歌声や楽器の音が聞こえてきます。子どもたちの歌声は、温かく心に響きます。今まで共に過ごし、関りを深めてきた友だちと共に、心を合わせて歌う歌声は、ことさら心に沁みます。それぞれに個性を持っている子どもたち、お互いの良いところを見つけ、共に遊び、過ごす中で育ちあってきました。聖書に「わたしたちは見えるものではなく、見えないものに目を注ぎます。」(コリント信徒への手紙Ⅱ 4章18節)という言葉があります。目に見える事だけが、全てではありません。見えている部分だけでなく、見えないところでの子どもの育ちをも感じていただけましたら幸いです。園庭のぐみの木や桜の木にはもう小さな芽が育ち始めています。春に向けての心の準備をするこの時期をお互いの成長を喜び合い、希望をもって過ごしたいと願っています。

                           (園長 済田 真美)

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