ようちえん
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2月メッセージ

2月は一年で最も寒い時期のはずですが暖冬の為、例年のように雪や霜柱にはしゃぐ子ども達の姿が見られず少し残念に思います。この暖かさは園庭でじっくりと遊ぶ子ども達には嬉しい事ですが、暖冬がもたらす好ましくない影響に嘆きや苦しみの中にいる方もおられる事を思います。また、中国の新型コロナウイルスの流行、愛知県でも感染が確認されたとのニュースに不安を覚えずにはいられません。そして阪神淡路大震災から25年、生まれ育った関西地方の変わり果てた姿がテレビに映し出された時の記憶がよみがえりました。私たちの暮らすこの世の中は危うさに満ちています。その中で一人ひとりが神さまに守られて、共にこの幼稚園で過ごし、育ちあう日々を過ごせている恵みに感謝したいと思います。この世界で大人になっていく子ども達にこそ、知識よりも生きる力や知恵を身に着けていく事が大切であると改めて考えさせられる日々です。

南山幼稚園では、今月音楽会があります。どのクラスからも楽しそうな歌声が聞こえて来ます。メロディーにのせて仲間と一緒に声を合わせ心をこめて歌う姿、そして歌詞を理解して言葉を大切に周囲の人に届けようと張り切る年長児の姿を見るとその成長に胸が熱くなります。年度初めから温めてきた信頼関係を基盤に一人ひとりが自分に自信を持ち、のびやかに歌う歌声はきっと保護者の皆さんの心にも届くと思います。年中児は初めていろいろな楽器を使い、年少児はリズムを取りながら一生懸命に歌います。つぼみ組さんもドキドキしながら歌を披露してくれます。学年それぞれに成長段階は異なります。この時期の子ども達の等身大の姿をみていただけたらと思います。そして人と比べるのではなく、その子の成長を感じていただきたいと思います。学年の終わりのこの時期にそれぞれの子どもの育ちを喜び合う時が過ごせますようにと心から願っています。                       (園長 済田 真美)

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