ようちえん
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3月 メッセージ

コロナ休園中の幼稚園は火が消えたように静かで、ガランとした園舎は広く感じました。今は多くの子どもたちが幼稚園に戻り、保育室や園庭のあちこちから楽しそうな声が聞こえます。「あーそーぼ」と誘い合う声、ごっこ遊びをしている声、相談しながらものづくりをしている声、紐ゴマが廻ったと喜んでいる声、先生の弾くピアノに合わせてさんびかを口ずさむ声…子どもの声が聞こえる幼稚園で過ごせる幸せを改めて嚙みしめています。ここに子どもがいる。仲間がいる。会話を通して、つながりが広がる。進級・進学を控えた今、耳を澄ませば聞こえてくる言葉一つひとつに子どもの育ちを感じる事が出来ます。去年のこの時期の姿を思い起こしてみてください。きっと保護者のどなたにも胸にこみ上げる思いがあると思います。傍らで過ごしてきた私達がそうである様に、自分に出来る事が増えて大きくなったことを子ども自身も感じていることでしょう。いよいよ巣立ちの3月です。春に向かって希望を持って次のステップに踏み出せるように、私たち大人も心の中で応援しながら、見守りたいものです。

今年度もコロナ禍で神さまの守りを祈り続けた日々でした。第五波、第六波と次々に押し寄せてくる波に翻弄されながらもこの1年を過ごせてきましたのは、保護者の皆さまのご理解とお支えがあったからこそです。共に歩んでくださった皆さまに心から感謝いたします。(園長 済田真美)

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