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ようちえん
ニュース
3月メッセージ
秋に子どもたちが植えたチューリップの球根があちこちで芽を出し、あそこにもここにもと指差して友だちと知らせ合う姿が見られます。木の枝の先にも小さな木の芽が膨らみ始め…春はすぐそこまで来ています。
先日の音楽会では、一生懸命にそして楽しそうに歌う姿を見ていただけた事と思います。子どもたちの歌声は私たち大人の心に直球で届けられます。いろいろな姿がありましたが、この一年を共に過ごし、お互いの存在を大切にしてきた仲間と歌う一人ひとりの姿に胸が熱くなりました。どの子も「みんな違ってみんないい」と改めて思う時となりました。
ピンクシャツデーもまた、心の持ち方、周囲の人と自分の関わりを考える大切な機会でした。私たち人間は、自己中心的な考えをしてしまったり、周囲に流されてしまったりする弱い存在です。相手に対していつも誠実でいる事はなかなか難しいものです。だからこそ、立ち止まり、考える機会が大切なのだと思います。もし自分の傍にいる人(聖書では隣人(となりびと)といいます)が悲しい思いをしていたら自分になにが出来るかを考えて、小さなピンクのハートに自分の思いを書きました。「ともだちにやさしくする。」「みんながあたたまるうたをうたう。」など、温かい言葉が沢山ありました。子どもたちの心は育っています。
この時期、一つ大きくなる事への希望と共に入り混じる不安を子ども達もおうちの方々も抱えている事でしょう。でも、昨年の4月に新年度が始まった時の子どもの姿を思い起こしてみてください。確かな成長がそこにあると思います。新しい生活への準備の時を共に大切に過ごしていきましょう。この一年、幼稚園生活をお支えいただいた保護者の皆様に心から感謝致します。
(園長 済田 真美)