ようちえん
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6月メッセージ
緑の美しい季節となりました。親子遠足では、雨上がりの新緑の中、気持ちの良い風を感じながら、神さまの恵みを体いっぱいに受けて、和やかな交わりの時が持つ事ができました。園庭には子どもたちが植えた野菜の苗が育ち、玉ねぎが収穫の時期を迎えました。クラスのお友だちと丁寧に掘り、給食に入るのを楽しみにしている子どもたちです。
さて、私事ですが、先日孫たちといちご狩りに出かけました。つやつやと真赤に色づいたいちごを一つひとつ丁寧に摘み取るのはとても楽しくワクワクする作業でした。そのビニールハウスの中には、たくさんの蜂が飛んでいました。係の人に「受粉の為の蜂で、刺される事はありません。」と説明されたのにも関わらず、蜂が飛んでくると反射的に身をすくめてしまいました。孫たちは刺されないからと平気な様子でしたが、わかっていても避けようとしてしまう自分に、人の先入観とはこのようなものなのだとつくづく思いました。私たち大人はいろいろな物や事柄を先入観やイメージで判断しがちですが、実はそれが真実であるとは限りません。先入観に捕らわれず生活していくことは、大人にはなかなか難しいことかもしれません。でも、子どもたちには、色メガネをかけず、自分の心で感じ、しっかりと考えて、人と関わりながら成長していって欲しいと願っています。
園庭のゆすら梅やぐみの木には沢山の実が色付き始めました。「これ、たべられる?」と目を輝かせて木を見上げている子、だんご虫を集める子、雨上がりの水たまりに躊躇なく飛び込む年少さんの姿も見かけます。進級、入園からもうすぐ2か月、子どもたちも新しい生活に慣れ、クラスが居場所となり、少しずつ周りに目を向けられるようになってきはじめています。もうすぐ梅雨に入ります。外遊びの機会は少ないかもしれませんが、外に出られない日も室内で“やりたいことを見つけて遊ぶ”ことを大切に過ごしていきたいと思います。