ようちえん
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6月メッセージ

初夏を通り越して、真夏のような暑さの日もあったかと思うと雨が降りしきり園庭の緑が濡れて美しく感じたり、沢山の虫に出会えたり、この時期は自然への親しみや面白さを感じることができます。

先月、小さなクリーム色の花を沢山咲かせていたグミの木が沢山の緑色の実をつけ、太陽の光を浴びて、赤く美しく色付きました。今年は昨年に比べると、随分と沢山の実がなりました。隔年で果実の実りは大幅に増減する事に加え、老木をいたわって木登りを我慢してきた子ども達への木からのお礼かも知れません。子ども達は木を見上げて「あそこにもここにも…」と指さしながら、「ひとり、ひとつね。」の約束の大切なひとつをどの実にしようかと瞳をキラキラさせて探しています。神さまの恵みを木からの小さなプレゼントを通して感じることができているのではないかと思います。

入園、進級から2か月、新年度の始まりを懸命に歩んできた子ども達も、ふと立ち止まって周囲の様子に気付き、子どもなりに思いをめぐらす時期に入ってきました。友だちとの関わりにおいても、一緒にあそぶ楽しさを感じたり、時には気持ちの行き違いがあったり…

いろいろな気持ちを感じながら、少しずつ友だちの思いを知っていくことが心の育ちに繋がっていきます。子どもの心の揺れを感じたら、話せる気持ちになるのを待って、ゆっくり話を聞いてみる事を大切にしていきたいと思います。

南山幼稚園では、間もなく「ありがとうの日」があります。私たちの生活の傍らには、大切な家族がいること、それは当たり前のようですが、本当に素晴らしい恵みだと思います。

お互いに「ありがとう」の気持ちを伝えあう時を大切に過ごしたいと思います。

(園長 済田 真美)

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