ようちえん
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7月メッセージ

暑い日が続いたかと思えば、雨が激しく降り、不安定な天候が続いています。

その中でも、子どもたちが植え育てている野菜たちが実を結び、雨上がりの園庭にかたつむりが顔を出し、神さまからの自然の恵みを感じる日々を過ごしています。

先日のキリスト教保育連盟の研修会で、あなたの好きな場所はどこですか?という問いかけがありました。「職員室の私の席」、というのが最初に私の心に浮かんだ場所でした。職員室の窓の向こうに園庭の畑が見え、渡り廊下も見えます。園庭の真ん中ではなく、ちょっと離れたところで、自然体で過ごす子どもたちの姿を見つめることができるステキな場所なのです。野菜や草花に水をやる子、熱心に虫探しをする子、かくれんぼの隠れ場所を探す子、水筒のお茶を飲みながらゆっくり休憩している子、野菜の育ち具合を真剣な眼差しで観察している子…日々起こっている小さな出来事に出会える時間が本当に幸せです。緑門でお帰りの時に「今日は何したの?」「えーっとね。どろんこ」と親子の会話が聞こえてきます。でも実は、一言では表せない沢山の経験を子どもたちは毎日の園生活の中でしています。そして、その時その時に心も動かして生活をしています。その積み重ねが子どもの心を育て、豊かな成長へと繋がっていく事を願ってやみません。職員室が好きなもう一つの理由は、ふらっと「さいたせんせー」と遊びに来てくれる子どもたちとの会話が楽しくて仕方がないこと…でも4月当初に比べると職員室に子どもたちがやってくる頻度が減ってきました。ちょっぴり寂しい反面、子どもたちにとってクラスが居場所になってきたことを嬉しく思っています。

1学期も残り少なくなってきました。年長児はおとまり保育にむけての準備も始まっています。4月から共に過ごしてきた先生やお友だちと安心感の中で、思いっきり遊び、“心地よく”育ち合いの日々を過ごしてほしいと思います。

                             (園長 済田 真美)

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