
ようちえん
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7月メッセージ
短い梅雨の後の猛暑、気温変動の激しさに体が追い付かない日々を過ごしています。体の小さい子どもたちは、私たち大人よりもきっと地表の温度の影響を受けている事でしょう。どうか、子どもたちの健康が守られますようにと、祈る思いでいます。
さて、1学期の終わりのこの時期は、水遊びやどろんこ遊びを「思いっきり」楽しみ、虫や野菜などの夏の自然を五感通して感じ、関係が育ち始めたクラスの友だちと安心して思いっきり遊ぶことができるようになってくる時期です。特に年長児はおとまり保育に向けて、準備を進めながら、先生や仲間との信頼関係を軸に、親と離れて一晩過ごす事を受け入れ、心の準備も同時にしていきます。一人より二人、二人より大勢で過ごす中で育ち合う事が、幼児の集団生活の大切な意味でもあります。仲間と過ごすことにより、他者と気持ちが通い合い、理解し合い、助け合う経験が人間関係の基本となって行きます。周囲のおとなはそれを見守り、サポートしていきたいものです。
最近、思う事ですが、様々な子育て情報がネットなどで即座に得られ、ある意味便利な時代になりました。しかし、一概にこの時期、子どもの姿はこうあるべきと思い込む必要は無いとも思います。子どもの成長は、一人ひとり違っていて、それぞれにその時期その時期の課題がありあります。保護者にとっては我が子の事となると心配が絶えない事でしょう。今を経て、次の育ちが必ずあります。慌てずゆっくり、歩んでいきましょう。私も大人になった我が子が、今も気がかりで、心配もあります。その私も、87歳になった母に心配され、何かとお小言を言われています。ただ、全てに共通して、子どもの幸せを願う気持ち、愛情がある事を感じています。「ありがとうの日」には、ささやかな子どもたちのありがとうの気持ちが届いたでしょうか?過ごしにくいこの季節も神さまに守られて、仲間と共に育ち合い、健やかに過ごせますように…(園長 済田真美)