7月メッセージ
幼稚園の畑に自然の恵みを受けて、きゅうり、なす、ピーマン等の野菜が実り始めました。毎朝、野菜の成長を確認して登園していく子どもたちが沢山います。水やりをしたり、観察をしたり、収穫をしたり、時には蝶や虫が飛んでくることもあり、子どもたちは飽きる様子もなく、畑の周りにやって来るので、緑門前はいつも賑やかです。
先日、連絡アプリの「おうちえん」でお知らせしましたように、長年お勤めいただいた栄養士の方が退職されました。彼女は、南山幼稚園で、週1回の給食を始めた11年前からずっと子どもたちの“食”を支えてくださいました。アレルギーを持つ子どももみんなと一緒に食べられるようにと様々な献立を考え、子どもたちがおいしく食べられるようにと工夫を重ねてこられました。幼稚園の畑の野菜も「いいよ、いいよ」と快く、食材に取り入れて下さいました。栄養の知識と、美味しく食べて欲しいという思いと、子どもたちの健康を願う気持ちを惜しみなく注いでくださったからこそ、卒園児が懐かしむ南山幼稚園の給食となりえたのだと感謝しています。
食育基本法には、「子どもたちが豊かな人間関係をはぐくみ生きる力を身につけて行くためには、何よりも『食』が重要である」とあります。南山幼稚園では、今年度から週5日の給食となりましたが、食べられなかった物を食べられる様になった、食事量が増えて良く食べるようになった、との声をよく耳にします。私は、孫たちの食事を作る時に「体は食べたものでつくられている」某食品会社のコマーシャルを思い出します。この言葉にある様に、安全で栄養バランスのとれた食事を摂取する事は育ち盛りの子どもには大切なことです。それにとどまらず、食事を共にする事で、心を通わせて、お腹だけでなく、心も満たされる経験が、“心の栄養”になり、やがて、身体と心の成長に現れるのだと思います。今年度から新しい栄養士の方をお迎えして、今までと変わらず、安心して、お腹も心も満たされる給食を子どもたちに提供したいと願っています。
7月になり、1学期も終わりに近づいて来ました。先日の個人懇談は、それぞれのお子さまの園での様子、自宅での様子を伝えあい、一人ひとりの“今”の姿を見つめる大切な時となりました。7月の月主題は“おもしろい”です。4月からの園生活の中で、自分のおもしろいと思えるものに出会えたでしょうか?人それぞれに興味のある事は違い、おもしろいと思う事も違っています。でも、幼稚園という集団の中で、友だちと一緒にみつける“おもしろい”は特別なものではないかと思います。“おもしろい”を共有しながら、今のクラスでの1学期の締めくくりの日々を友だちと共に大切に過ごす事ができますように…だんだんと暑くなりますが、しっかり“食べて”しっかり“遊び”健康に留意して、夏の生活を楽しみましょう。 (園長 済田真美)