
ようちえん
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8月メッセージ
じめじめとした長い梅雨がようやく終わり、真夏の日差しが眩しくなって来ました。コロナ禍の気持ちがすっきりしない日々ですが、園庭に咲くひまわりの凛とした姿に、元気を貰った子どもや大人も沢山いたことと思います。南山幼稚園では、東日本大震災の復興のシンボルの種を園庭に植えて以来、毎年のようにひまわりを育てて来ました。今年は昨年の種が自然に落ちて発芽し、成長し、見事に開花しました。このひまわりのように子ども達もしっかりと根を張って、大きくなっていって欲しいと願っています。
1学期は、自粛生活を経てのスタートとなりました。なかなか、園生活のペースをつかめない様子の子もいましたが、今ではそれぞれに楽しみを見つけ、友だちと関りを持ち始めています。勿論、遊びや生活の中で“うまくいかないこと”に出会う事もあります。自分なりに考え、やってみる事を繰り返しながら、“うまくいかないこと”から得ていくものが沢山あります。心を動かし、体を使って、根を張ろうとしている一人ひとりの子どもを見守り、必要な時には育ちにつながる手助けをしていきたいと思います。
夏休みの間、また家庭での生活が続きます。いろいろな事を経験し、じっくりと興味を持ったことに取り組む時間もあると思います。そしてその過程できっと、やってみても“うまくいかないこと”にも出会うと思います。たっぷりと時間がある時にこそ、すぐに答えを与えるのではなく、その子のペースで考え、試してみる時間をもってみるのも良いのではないでしょうか…
今年度は、コロナ感染症という今までに無い事態の中で始まり、感染症拡大を防ぐために保護者の皆さまに多くのご協力をいただいた事に感謝いたします。まだ不安の残る状況の中ですが、神さまに守られて夏休みを過ごし、また子ども達の笑顔に会えるのを楽しみにしています。 (園長 済田 真美)