ようちえん
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8月メッセージ

あまりの猛暑と湿度に「暑いですね」というのがごあいさつ代わりになって来ています。年々、夏がやって来るのが早く、暑さの厳しい期間が伸びているように感じます。間もなく夏休みに入ります。1学期は、新しい環境に慣れ、周囲の友だちと関係を築き、やってみたいことを見つけるのに、時間をたっぷりと使って来ました。不安いっぱいだった入園・進級当初より、どの子も保護者の皆さんの緊張もほぐれ、表情が和らいできたのを感じ、嬉しく思っています。

 毎年のことですが、時々年少さんの子どもが職員室に遊びに来ます。そして、何かと物を指さして、「これなあに?」と聞きます。「何だと思う?」とそれに一つひとつ答えながら、ほっこりした気持ちになります。どの子にもそういう時期ってありますよね。そう言えば、年中児の孫がよく「なんで?」「どうして?」と聞いてきます。私が答えると「あっ、そうなんだ」!」と納得することが大半ですが、答えが思い通りでないと怒りだす事が度々あります。時には、泣き始めることもあります。そのような時は、多分、彼女の中にはすでに「なんで?」の答えがあって、それを私に期待しているのだと思います。もう少し大きくなり、小学生の孫たちは、いろいろな場面で「どうしてかな?」と考えている様子があります。そして「そういうことか…」と納得した様子で、自分の考えを伝えてきます。(時々、えっ?とその独創性に驚かされますが…)自分なりに、答えを見つけようとするようになったことを感じています。

子どもは、「これ、なあに(何)?」「なんで(なぜ)?」「どうしてかな?」を繰り返しながら、成長していきます。幼稚園だけでなく、お家でも沢山の“?”を感じながら過ごして大きくなっていきます。時には教える事もありますが、子ども自身が自分で考えてみることも必要なのではないかと常々感じています。夏休みの間も子どもたちの“?”に寄り添いながら、過ごしてください。

いよいよ、夏休みです。1学期間、神さまに守られて、皆さまと共に過ごせたことに感謝いたします。夏休み預かりに参加する子も自宅で過ごす子も、暑さの中、健康が守られますようにお祈りしています(園長 済田真美)

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