ようちえん
ニュース

9月メッセージ

この夏は梅雨明けが遅く、園庭の畑の野菜の成長がゆっくりでした。

なかなか収穫できず少し心配をしていましたが、年長さんに「野菜の水

やりに来てください。大きくなっていれば収穫していいですよ。」とお知

らせしました。思っていた以上の子ども達がおうちの方と幼稚園に来てく

れました。来た時に書いてもらう「お野菜ノート」には、収穫の喜びや、

元気のない野菜の心配や成長を願うやさしい気持ちが溢れていました。水

やりをしながら、「このきゅうり、おそうめんと食べようか?」「次に来た

お友だちに残しておいてあげよう」等、親子の会話も聞こえて来ました。

次の人を思う…なんてステキな事なのだろうと私の心も温かくなりました。

思いやりの心はこの様な小さな出来事の積み重ねで育っていくのではない

かと思います。

お互いに相手のことを思いやる事ができれば、そして自分以外の人も大切

な存在であると感じる事ができれば、私たちの暮らす世の中は変わってい

くのかも知れません。

まもなく夏は終わり、秋へと移り変わっていきます。毎日の生活で起こる

様々な出来事、行事への取り組み…その中から興味を持ち“やってみたい”と

思えることが見つかり、ひとりひとりが輝きをもって二学期を歩めますよう

にと願っています。             ( 園長 済田 真美 )

ニュース一覧へ