9月メッセージ
今年の夏も酷暑が続き、じりじりと照り付ける陽射しに、園庭の野菜も結実の時期が短かったように感じます。皆さんは、この暑い夏休みをどのように過ごされたでしょうか? 夏休み期間には、同窓会や卒園児キャンプ等、卒園児と過ごす機会が有りました。同窓会では、150名程の小学生と、かつて園で共に過ごした先生たちが、ホールで礼拝をし、ゲームを楽しみました。懐かしいさんびかや歌も何曲か歌いました。ピアノが聞こえるとお喋りが止み、耳覚えた歌を自然とみんなが歌い始めます。さんびかの言葉を噛みしめながら、卒園児と過ごす時間は、同じ場所で共に過ごした思い出と相まって、満たされたステキな時間でした。卒園児キャンプは、自然豊かなYMCA日和田キャンプ場で、十分に体を動かし、ゆっくり過ごしました。通う小学校が違っていても、幼稚園時代を同じ園で過ごした子どもたちです。心の土台を同じところに置いている子ども同士、あっという間に打ち解ける様子に、他のキャンプとは一味違う温かい空気を感じ、私も元気を分けてもらって帰ってきました。
戦後80年の節目の今年の8月は、誰もが平和について考える機会があったかと思います。世界に争いが無くなることを願ってやみません。幼稚園の生活の中でも日頃から“相手の思いに気付くこと”や“違いを認めること”を伝えながら、思いやりの心を育てる保育を心がけています。子どもの中に芽生えた気持ちが、平和に過ごす基となって行きますように。夏休みを経て、またひとまわり大きくなった子どもたちが、身体も心も思いっきり使い、日々の生活を通して、そして様々な行事を通して、それぞれに育ちがある、実りの2学期となりますように私たち教諭も全力で保育にあたりたいと思います。
2学期も神さまに守られて、心と体を十分に使って、育ち合いの日々を過ごせますように…(園長 済田真美)