ようちえん
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6月メッセージ

例年に無く早い梅雨入り、晴れ間には、待っていましたとばかりに子どもたちは園庭へと飛び出していきます。かたつむり、だんご虫、水たまり、いろいろな野菜の苗、パンジーの色水、子どもたちは五感を駆使して、神さまからいただいた自然を感じながら過ごしています。今年もゆすら梅の実が色づき、「せんせい、たべていい?」「すっぱいかな?」と採る姿が見られました。その側には、昨年の8月に幹が朽ちて倒れたぐみの木から出た芽が育ち、いつの間にか1メートルを超す細く長い枝が何本も葉を茂らせています。もしかしたら…と思い探してみると、たった一つ、深い緑色のグミの実が見つかりました。もう、実をつけることは当分無いと諦めていただけに、嬉しさと感動がこみ上げて来ました。そして、6月の聖句「野原の花がどのように育つかを考えて見なさい。」が私の心に浮かびました。一度、幹が朽ちてしまったように見えた木にも神さまは、小さな恵みを与えてくださっています。どんな時にも神さまは私たちを愛し、必要な物を与えてくださっているのです。もちろんそれは、私たち一人ひとりにも…緊急事態宣言下でいくつかの行事ができなくなって残念な事もありましたが、時間がたっぷりある中でじっくりと遊び、体と心を動かして、一日一日を大切に過ごしたいと思います。   (園長 済田真美)

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