ようちえん
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1月メッセージ

新しい年が始まりました。元日の夕方、石川県能登を震源とする強い地震、その時皆さんはどこでどのように過ごしていらしたでしょうか?大阪で高齢の親たちと一緒に過ごしていた私は、揺れに慌てる様子もなくその場に立っている父に「ここに座って」と促し、揺れが収まるのを一緒に待つことしかできませんでした。テレビから流れて来る津波の文字や警報音、かつての大地震を思い出し、胸が重くなりました。時間経過につれて、被害の大きさが伝えられ、多くの大切な命が失われた方とご家族、日常の生活を奪われた方々のことを祈らずにいられませんでした。幼稚園の子どもたちはどうしているかな?とあの揺れの記憶が心に重くのしかかっていないことを願ってお正月を過ごしていました。

新しい学期が始まります。2学期の終わりにはクリスマスを祝い、“どの子もかけがえのないひとり”であることを感じる大きな恵みの時が与えられました。そのことを心にとめて一年のまとめの3学期を過ごしたいと思います。今月の第一聖句は「わたしはぶどうの木。あなたがたはその枝である。」(ヨハネ15:5)です。クリスマスの日々を通して感じた神さまイエスさまとつながっている安心感、2学期の歩みを通して培った子ども同士の心のつながりを基にして、“やってみたい”思いが育ち、“やってみる”ことができるように…そして“できた”の経験に繋がり、育っていくことができるように…私たちおとなも見守り、励まして共に過ごしていきましょう。

今、苦しみのなかにある人にも神さまの愛が届きますようにと祈りながらこの一年の歩みを始めたいと思います。今年もどうぞよろしくお願いいたします。    (園長 済田 真美)                           

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