ようちえん
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10月メッセージ

幼稚園の下駄箱の上にはたくさんの虫かご、中にはカマキリやバッタ、かたつむり等様々な虫たちが入っています。虫を見つめる子どもたちの瞳は、キラキラ輝いています。私たちを取り巻く自然物は、私たちに命の大切さ、小さな生き物の命の儚さを教えてくれます。虫を大切に世話しても季節が来るとその役割を終えて自然に還っていく事も子どもたちは知っていきます。植えた種から作物が育ち、それを私たちが食して生きていることも感じて育っていきます。当たり前の様なことでも、小さな事をしっかりと心で感じておくことが、この先の成長過程で、人を大切にし、自分の命を軽んじないことに繋がるような気がしてなりません。一人ひとり違っていても神さまの前ではどの人も同じ価値があり、等しく愛してくださっています。目の前の小さな命を大切にすることは、私たちおとなが伝えていくべき大切な事だと思います。見つけた虫を自分だけで楽しむのでなく、お友だちに見せてあげたい!という優しい気持ちはステキだと思います。そして、最後までお世話をしたり、放したりしてあげる事も忘れずにいたいですね。秋の深まりと共に周囲の事柄に目を向け、自然の移り変わりも感じながら、幼稚園での生活も充実したものになっていく事を願っています。緊急事態宣言も10月から開けることになりますが、気を緩めず、感染対策に努めながら、澄みわたった青空の下でのびのびと過ごしていきましょう。                    (園長 済田真美)

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