新緑の美しい、気持ちの良い季節になりました。入園、進級から間もなく１か月、少しずつ新しい生活のペースをつかみ始めた子どもたち、外遊びでもいろいろな姿が見られるようになってきました。自分のペースでじっくり遊んでいる子、友だちに積極的に関わろうとする子、先生の後をついてまわる子、自分のやりたい事がなかなか見つからない様子の子もいます。そのような一人ひとりの姿をいとおしく感じながら見つめています。小さな木の実を拾いながら、ダンゴ虫を探しながら、砂の山を作りながら、お花の水やりをしながら・・・ひとりで何かをしているようでも近くには誰かがいます。今している事を介して、他の子のしている事に気づいたり、真似をしてやってみようとしたり、ちょっとした会話をしたりする事が子ども同士の関係を作るきっかけとなっていきます。遊びながら、楽しいと思える事を見つけていく事が集団での生活の第一歩です。急ぐことはありません。ゆっくりでいいのです。一日一日の小さな積み重ねを大切に過ごしていくうちに、いつか必ず大きくなった事を感じ、成長を喜べる日が来ます。そろそろ、疲れが出る季節です。ご家庭ではゆっくり休ませてあげてください。神さまがお創りになった豊かな自然の息吹を感じるこの季節を味わいながら、過ごしていきましょう。今月も守られて、過ごせますように。（園長　済田真美）