ようちえん
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5月メッセージ

新緑の美しい爽やかな季節となりました。朝、門で子どもたちを待っていると、小さな手にいろいろなものを握りしめて登園する子どもたちに出会います。道ばたに咲いている花やきれいな石ころ、てんとう虫やあお虫、アルコール消毒をしようと開いた手のひらの上でモゾモゾとだんご虫が動いているのもよくある光景です。その時の子どもたちは見つけたステキなものを誰かに見せて上げたいという思いにあふれ、目をキラキラ輝かせています。そのような姿を目にすると、出会いの4月から新しい生活が始まって1か月が経ち、少しずつ先生やお友だちとの関係が結ばれつつある事を感じます。

皆さんはご存じでしょうか?園庭の隅には何本か実のなる木があります。そのうちの1本はグミの木です。20年以上前に植えられ、毎年この時期には赤い沢山の甘酸っぱい実をつけて子どもたちを楽しませ、木のぼりができる程に大きく育っていましたが、一昨年の夏休みに幹が朽ちて倒れてしまいました。その根元から芽が伸びて枝となり、今年は無数に星形の小さな花がついています。コロナ禍で過ごす日々、その伸び行く様子にどれだけ励まされてきたことでしょう。小さな芽が育っていったように、どの子に育つ力があります。そのことを信じて、子どもたちも一人ひとりが、のびやかに育っていくのを共に支えていきましょう。今月は、コロナの影響が再燃しなければ、親子遠足が予定されています。神さまの造られた自然の中で良い交わりの時が過ごせますように…(園長 済田真美)

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