ようちえん
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9月メッセージ

猛暑と大雨に脅かされたこの夏、新型コロナの感染者数も今までになく増え、行動規制が無くても、心の中では規制をされているような思いがありました。それでも、おとまり保育や同窓会を行う事ができ、また3年ぶりの卒園児キャンプでは、日和田の自然の中で成長した卒園児がはしゃぐ姿に心が満たされる時を過ごすことができました。これも保護者の皆さまのご理解があってのことと感謝いたします。

8月は平和について考える月です。毎日のように報道されていますが、争いの中にある国がある事を思うと、心が重くなります。そういう只中にあって、8月6日の広島「平和記念式典」の子ども代表の誓いのことばが心に残っています。

~自分が優位に立ち、自分の考えを押し通すこと、それは、強さとは言えません。
本当の強さとは、違いを認め、相手を受け入れること、思いやりの心をもち、相手を理解しようとすることです。本当の強さをもてば、戦争は起こらないはずです。
~(抜粋)

子どもの口から発せられるこの言葉は、私の心に強く響きました。聖書の中に『隣人を自分のように愛しなさい』(ルカによる福音書10:27)という言葉があります。この誓いの言葉に、自分を大切にし、相手を大切にする事を子どもたちに伝えていくキリスト教保育の理念と相通じるものを感じました。違いを認め、相手を受け入れること、思いやりの心をもち、相手を理解しようとすること、そのように生きる事は難しい事です。でも、自分もそうありたい、子どもたちもそうあってほしいと願いながら、保育者として歩みたいと改めて思いました。

2学期が始まります。行事を通して、お子さまの成長を感じる機会も沢山あると思います。

それぞれに違いのあるこども同士がお互い相手を思い、助け合い、育ち合う日々でありたいと心から願っています。今学期もどうぞよろしくお願いいたします。(園長 済田真美)

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